パナソニックが作る野菜!?パナソニックの野菜作りと街づくり

パナソニックが作る野菜パナソニックは現在、千葉大学などと共同して、一般家庭や店舗に設置する菜園装置を開発しています。実証実験も始め、事業化を目指しています。

パナソニックが開発した菜園装置は、奥行き30cm×横120cm×高さ56cmで、完全に閉鎖された密室状態です。
この内部には、植物の状態を監視するセンサーやカメラが設置されています。
照明には、赤と白、2色のLEDを使っています。この2色を組み合わせることによって、光合成の効率が高くなります。また、植物の色をきれいに見せることができるので、観賞用としても効果の高い光です。

この菜園装置によって、一般家庭やレストラン、自動販売機などでも、野菜や果物を栽培することが可能になります。住宅のキッチンや、ホテルのインテリアとして飾ることも検討されています。

この研究は、パナソニックの「まるごと戦略」の一環です。
まるごと戦略とは、「エコ」や「安全」といった分野で、パナソニックの製品やセービスをひとまとめにして提供するものです。
たとえば住宅を例にすると、パナソニックが太陽光発電、換気、照明、省エネ家電などを全て受け持つ、というように、エコ製品やサービスをパッケージ化して売り出します。こうしたエコな製品、システムをパッケージにした住宅を、エコ住宅と呼びます。
パナソニックは、将来増えるであろうスマートシティを意識して、街に対しての「まるごと戦略」も構想しています。この菜園装置も、そのアイデアの1つです。

こうして住宅や街の全体を手がけることによって、製品を単品ずつ売り切るのとは異なり、メンテナンスなどで継続的な収益を上げることができます。

加えて、同社はネットワーク技術を活用し、植物工場の利用者同士をつなげようとも考えています。たとえば、余った野菜を交換し合ったり、野菜の栽培方法について情報を交わすことのできるシステムです。近未来の村のような仕組みで、利用者同士の互恵関係を築こうとしています。

パナソニックでは、この植物工場の事業が確立すれば、海外にそのシステムを売り込むことも考えています。
今、中国を中心に、安全な食の需要が非常に高くなってきています。街の中で多くの野菜や果物が栽培できるようになれば、食の安全性を上げるとともに、世界の人口増加に伴う食料危機にも貢献できます。

パナソニックは、今までテレビ事業に注力していましたが、近年は苦戦し、エコに関する事業モデルを模索中です。
他の多くの企業もエコに乗り出しています。これらの企業が手を取り合い恊働していけば、高まるスマートコミュニティの需要に十分応えられることでしょう。

エコという切り口で、日本の持つ技術力が、改めて世界に貢献することが期待されています。

 

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