サブウェイが作る野菜工場。店内で作った野菜がそのまま商品に!

サブウェイがつくる野菜工場野菜がたくさん食べられるファーストフード店として有名な、サブウェイ。お好みの野菜を挟めるサンドウィッチ店として、人気を集めています。

そのサブウェイが、店内に設置する植物工場の開発に取り組んでいます。すでに国内2カ所の店に設置されています。その内のひとつ、「野菜ラボ丸ビル店」は2年前に千代田区に開業しました。店の中央にガラス張りのブースがあり、店内で野菜が育つ様子が見られるのが話題になりました。
6段の栽培棚で、レタス約60株を育てています。

日光の代わりに蛍光灯の明かりを使用した、人工的な環境になっています。病気や虫が発生しにくい環境を活かし、無農薬栽培にもなっています。食の安全を問われる今、こうした点も注目されています。

しかし、この植物工場には、大きな課題があります。
それは、コスト。

野菜ラボ丸ビル店では、一週間で10株ほどのレタスを収穫することができます。しかし、このレタスの量は、1日に店内で使用する分の5%程度です。
レタス1kgあたりの生産額も最大1200円と、市販で売られているものに比べて割高です。高い費用をかけて、小さい収穫、という状況です。現状では実用化には至りません。

そこで、サブウェイは今結球レタスの栽培を検討しています。結球レタスは、現在使用しているレタスの3~4倍の収穫が望めます。
しかし、野菜はただ育てられればいいというものではありません。商品として提供するため、味や品質も高いものを作らなければなりません。そのため、サブウェイは植物工場のメーカーと、1年以上かけて結球レタスの開発を行ってきました。
野菜ラボ丸ビル店でも、結球レタスを栽培するためブースを改良しており、7月には最初の収穫を行う予定です。

野菜を育てるブースの天井には、放物線状の反射板を使っています。これは自動車のヘッドライトと同じ構造で、無駄なく光を一点に集中させることができます。点灯時間は、約10時間。電気料金の低い夜間電力がまかなうことができます。
また、光だけでなく、空調がレタスに当たるように設計し、ブースの温度を一定に保つことに成功しています。

コストの面を考えると、サブウェイの植物工場はまだまだ未完成です。
しかし、今後の食料危機や、食の安全を考えると、未来の生活に合わせた都会型の農業の開発は必須です。さらなる植物工場の開発が望まれます。
近い未来、目の前で収穫した野菜をサンドイッチに挟んで食べることができるかも知れません。

こうしたエコを導入する飲食店は増えています。たとえば、藤沢にあるケンタッキーは太陽光発電を屋根につけています。
エコや再生可能エネルギーを活用した店づくりは、経済的な意味よりも、企業のブランド造りの面が大きいです。
今後も、エコを売りにした店舗は増えていくだろうと考えられます。

 

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