効率性は世界最高!?エコ技術が詰まったスカイツリー

エコな技術が詰まったスカイツリー!今年5月22日に完成した、スカイツリー。
実は、スカイツリーは非常に高効率なしかけがたくさんある、エコな建物なんです。
その秘密は、高い上部ではなく、地下に隠されています。

スカイツリーの地下へ行くと、大量の熱源機器が設置されています。これで、スカイツリーや、周りの施設の冷暖房を管理しています。
ここで冷水や温水を作り、地域内の施設に供給しています。冷温水を供給するのは、スカイツリーが中心となった10.2haの範囲です。
スカイツリーも、5階まで供給されています。
スカイツリーの隣に位置する「東京ソラマチ」や、東京スカイツリー駅にも送られています。

この熱供給サービスを行っているのは、東武鉄道が出資している東武エネルギーマネジメントです。2009年に熱供給事業者の認可を受けています。

熱供給システムへの初期投資は、約40億円。 回収は17年で達成する予定です。

高いエネルギー効率を満たすため、最新の熱源機器が12台設置されています。
冷却能力は、家庭用エアコン約1350台分で、その高率性も「世界最高」とされています。

スカイツリーや、周りの施設では、冷房と暖房の両方が必要とされます。そこで、ヒーティングタワーヒートポンプという、冷水と温水を同時に作る装置が使われています。
それぞれを別々に作るよりも、両方を同時に作ったほうがエネルギー効率が高くなるのです。

スカイツリー地下で作られた冷熱を運ぶのは、地下水槽に蓄えられている水です。約7000t、25mプール17個分の水が保有されています。

また、その水槽を「ファインボール」と呼ばれる素材で覆うことで、水槽の熱が外に出て行くことを防いでいます。
また、電力需要の少ない夜間に水を溜め、その水を昼間に使うことで、電力需要のピークを避けることができます。

そして、なんとスカイツリーは自然エネルギーも活用しています。
それは、地中熱です。
隅田川の流水や、近くの下水処理場から出る熱なども候補に上がりましたが、「安定的なエネルギー供給」を考え、地熱が採用されました。

地中熱、というと温泉のように地中の温かい熱を利用して発電などをする、と思われるかも知れませんが、少し違います。
地中の温度は、年間を通して15〜17℃。これは、夏は外の気温よりも低く、冬は逆に外よりも温かいです。
この外の温度差を、冷暖房に使います。

地中にチューブを通し、水を流します。
夏場は28℃の水が地中を通ることで25℃程度になり、冬は逆に水の温度を3℃あげることができます。

この地中熱を利用した省エネルギーシステムは、大気に熱を放出しないため、都市部で問題視されているヒートアイランド現象の抑制にもなると期待されています。

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