旬の食べ物はエコ?お財布にも地球にも優しい食生活!

旬の野菜デパートの食品売り場を眺めてみると、世界中から集まっている食材を見ることができます。
ノルウェー産のサバで作られたお鮨、インドネシア産のエビ、フィリピン産のおくら、メキシコ産のかぼちゃ。
日本の消費される食べものの約6割は輸入です。それらは船や飛行機を使って日本に送られます。

この、船や飛行機を使う時に、二酸化炭素が発生します。たとえば、アメリカで作られた小麦は船で日本に送られます。このとき、小麦1tにたいして発生する二酸化炭素の量は94kg。年間で28万tになります。
日本の輸入している食べもの全てを合わせると、年間で1690万tの二酸化炭素が発生していることになります。

食品だけでなく、様々な商品に、「製造までにどれぐらい二酸化炭素が排出されたか」を表示するカーボンフットプリントが使われるようになってきています。
食品を買う時に、二酸化炭素の排出量を目安にするというのは新しい視点ですね。

また、エコを意識して食品を買うという時、「旬」というのも重要なキーワードです。

旬とは、ある野菜や果物が最も多く収穫でき、おいしく食べられる時期のことです。
しかし、日本では今旬に関係なく野菜を食べることができます。
きゅうりやいんげんといった夏の野菜は、冬の間はビニールハウスで人工的に暖かい環境が作られ、そこで栽培されます。その分、重油を燃やすため二酸化炭素の排出は増えます。

自然のサイクルに従い、旬の野菜を取り込んだ食事を心がけると、二酸化炭素の排出を抑え地球環境に貢献することができます。
料理に旬のものだけを使った場合、旬を意識せずに野菜を使った時に比べ、最大40%も二酸化炭素を減らせるという研究結果もあります。
旬の野菜は、おいしく、栄養価も高く、値段も安いです。

最近では、スーパーも旬の野菜を伝えるコーナー作りを心がけているところが増えてきました。
旬の時期だけでなく、いつ、どこで、誰が作ったのかという情報も積極的に公開しています。このように、安全な食を実現する努力が行われています。

とあるスーパーでは、ホームページで旬のものを使ったレシピを公開しています。スーパーに野菜を卸している農家のページもあり、野菜にたいする努力やこだわりを知ることもできます。

食と環境は、実は密接に関連した問題です。
地産地消という言葉も、最近多く耳にするようになりました。
旬に合わせて、地元の野菜をふんだんに使う。
それが最も地球に優しく、また私たちにとってもお得でおいしい生活になるのです。

 

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