国を挙げて水ビジネスに参戦!怒涛の勢いで日本に迫る韓国企業サムスン

韓国が参入してきた水ビジネス水ビジネスにおいて高い技術力で世界をリードしていた日本。
そこに今、韓国の企業サムスンが新たなライバルとして乗り込んできています。

地球上の水資源の97.5%は海水。残りの水で、飲み水に使えるのはわずか0.01%です。
アジア諸国の経済成長もあり、水ビジネスは加熱しています。2025年には、世界の水ビジネスの市場規模は、87兆円にもなると言われています。

サムスンが参入してきたのは、水処理用の膜の分野です。
水ビジネスは、大きく2つに分けることができます。

・汚れた水を浄化する浄水技術分野
・浄化した水を届ける水道インフラ分野

水処理用の膜は、浄水技術に深く関わってきます。
水を清浄にするためには、汚れた水を漉(こ)して不純物を取り除く必要があります。

アジアでは、水不足や、水の汚染が問題視されてきています。
飲み水の需要が増える中、大事になってくるのは今まで使えていなかった水を使えるようにすることです。
そのためにも、水の浄化技術は世界的にも必須なものなのです。

サムスンは、開発の早さが脅威的です。
日本は、現在の技術に到達するまで、40年の月日を必要としました。
しかし、サムスンは、たった3年の時間で浄水技術を開発してきました。
そのスピードの秘密は、優秀な技術者のヘッドハンティングにあります。

アメリカ、ドイツ、日本の企業から技術者を取り入れて一気に開発を進めることで、短いスパンでの完成を実現させました。

また、開発の日数が少ないということは、開発コストがかかっていない、ということでもあります。
そのため、サムスンは従来よりも安い金額での技術提供ができます。

サムスンの最終的な後押しとなっているのが、韓国政府の徹底した支援です。
韓国は、2020年までに自国を水ビジネス大国にすると言っています。
水ビジネスに2400億円を投資し、関連企業8社も育成。そのまま、3万7000人の雇用創出も目指しています。

強力なライバルが現れた日本ですが、対抗策として「総合力」が有望視されています。
水ビジネスは、浄水力のある膜を売って終わり、ということではありません。
インフラ整備や、その国にあった浄水方法の提供など、総合的サービスが必要とされます。
日本の高い技術を集結させた、値段も高い製品を売るだけでは、コストを抑えた韓国との競争は大変なものになってしまいます。

確実にやってくる水ビジネスの波。
その波にうまく乗れるかが、勝負所です。

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